初鹿野裕樹(はじかの・ひろき)議員は、1977年神奈川県横須賀市生まれの参議院議員(参政党所属)です¹。
東海大学体育学部を卒業後、2000年に警視庁に奉職し、柔道指導者や警部補として22年間勤務しました²。柔道七段の腕前を持ち、警視庁の柔道大会で7連覇に貢献するなど武道の実績もあります。
法律で縛られた現場の限界を感じ、「法をコントロールできる政治」に志を転じて2022年に警視庁を退職。2023年には神奈川県葉山町の町議選に挑戦するも落選し、翌2024年の第50回衆議院議員選挙では地元神奈川11区から参政党公認で立候補しましたが及びませんでした⁶。
しかし参政党の理念(伝統文化重視など)に共感し続けた彼は、2025年7月の第27回参議院通常選挙・神奈川選挙区で初当選を果たします⁷。神奈川選挙区(改選定数4)で4番目の議席を巡り、公明党現職の佐々木さやか氏との熾烈な競り合いを制し、最終的に約5,000票差で逆転当選しました⁸。
神奈川県内で57万7085票もの支持を集めた結果で、参政党として同選挙区初の議席獲得となりました⁹。現在当選1回目で、参議院では総務委員会理事、議院運営委員会委員、ODA等に関する特別委員会委員などを務めています¹⁰。
本レポートでは、2015年末から2025年末までの公開情報をもとに、初鹿野議員の政治活動を多角的に分析します。新人議員として国政に登場した彼が掲げた政策とその実行状況、国会内外での発言や行動の特徴、そして有権者との約束の実現度を検証し、有権者がその活動を正しく評価できる材料を提供することが目的です。
2025年参院選に際し、初鹿野氏は「日本人ファースト」を前面に掲げたスローガンを打ち出しました¹¹。これは「日本が日本人によって支えられる国家を守る」とする参政党の基本路線に沿ったもので、外国人への優遇を正し日本国民を優先する姿勢を示すものです。
実際、彼の選挙公報・マニフェストには国家主権や伝統を強調する文言が並びます。
経済政策では消費税を含む主要税の大胆な減税・廃止を訴え、具体的には「消費税やインボイス制度、再エネ賦課金、ガソリン税の廃止」を掲げました¹¹。
また政治とカネの問題に厳しく臨む象徴として「議員歳費(給与)の自主返納」を約束し、自らの報酬を放棄する覚悟を示しています¹²。
社会保障分野では外国人への生活保護給付に反対し、日本国民の税負担が不当に増す制度は見直すと主張しました¹³。
「日本の文化・歴史を守る」との観点から教育改革にも言及し、戦後の"自虐史観"とされる歴史教育からの脱却を訴えています⁷。具体的には、日本軍の名誉を貶めるような歴史認識を改め、愛国心を育む教育へ転換すべきだとの考えです。